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風邪

風邪という書き方であると軽く思われるかもしれませんが、一般的にはウイルス感染症のことを指します。インフルエンザウイルス、コロナウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど聞いたことがあるかもしれませんが、これは検査キットが開発されている風邪を引き起こすウイルスの一部です。医師たちにとって最も身近な風邪ウイルスはライノウイルスやクループ症候群の原因となるパラインフルエンザウイルスですが、皆様はご存知ないかもしれません。検査キットで陽性であるから、重症、陰性であるから軽症、などは言い切れません。インフルエンザウイルス感染には治療薬がありますが、以外のウイルス感染症は対処療法となるため、インフルエンザ流行時以外の検査の必要性はなかなか難しいところです。また風邪の治療で大切なことは薬を内服することより、体がだしている症状を安易に取り去らないことです。熱がでているから解熱剤、咳があるから鎮咳剤、鼻がでているから抗ヒスタミン剤を飲むというのは安易だと考えます。もちろんひどい症状には緩和してあげることは大切ですが症状の進行を抑えるために薬をのむ必要はないと思います。なお、鼻がひどいときは鼻をかむ、できないときは鼻吸引を行うことが大切です。やりすぎると鼻血がでたり、泣いてしまって鼻汁が増えて逆効果ですが、授乳前や寝る前などの鼻吸引は効果的と考えす。

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